フローティングピンの取替え方法
お取替えの前に
フローティングピンの交換は、新品ディスク、もしくは通常使用していて全く問題のないディスクを使用してください。
使用する純正ディスク、及び社外ディスクが磨耗がひどい物や、反りのあるものは絶対に使用しないでください。
効果が無いのはもちろん、正常に取り付け出来ません。 ジャダ等が出てるディスクは、ピンを交換しても症状は治まりませんのでご注意ください。
フローティングピン取り付け例 (CBR1000RRディスク使用)
STEP.01
ディスク裏面のピンのカシメ部分をグラインダー、ベルトサンダー等で削ります。
*この際に、インナー、アウターを傷つけないように注意してください。
STEP.02
カシメ部分はこのくらい削り、プラスティックハンマー等で軽く叩くと取れます。
STEP.03
外しますとこの様な状態になります。
STEP.04
外れたピンです。
もう使用は出来ませんので破棄してください。
STEP.05
残り2個になれば、後はズラして抜けます。
STEP.06
全て外すとこの状態になります。
STEP.07
組む時に間違えないように、外したアウターに、分かるように明記しておいてください。
STEP.08
アウターの内側を表にして、ピンをはめていきます。
STEP.09
全てはめると、この様な状態になります。
この時ピンがはまらない場合、インナー、アウターのピン部分にバリがある事がほとんどなので、棒ヤスリ等で軽く削ってください。
STEP.10
全部はまりましたら、附属のシム、ウェーブワッシャの順にはめていきます。
注意!
シムは必ず入れてください。
またピン取り付け板厚が4.0mmのディスクはリペアパーツのシムを使用し、二枚重ねで入れてください
STEP.11
次にEリングを写真の様な方向にはめていきます。
STEP.12
ウェーブワッシャの出っ張っている部分をマイナスドライバー等で押します。
STEP.13
出っ張り部分を押しながら、Eリングをはめていきます。
この際に、ウェーブワッシャの下にEリングの突起部分がはまらない様に気をつけてください。
STEP.14
写真の様に組み上がればOKです。
STEP.15
後は左右を間違えないように車両に組めば完成です。